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No.24 最終日の講義

歯科医は社会の中でどう評価されているか、どう思われているか。
そのような社会で、あなたはどんな歯科医になろうとするのか。

ヒポクラテスの箴言 


生命は短く、学術は永い。好機は過ぎ去りやすく経験は過ち多く、決断は困難である。
医師はみずから自己の務めを果たすだけではなく、患者にも看護者にも、また環境にも協力させる用意がなくてはならない。
 

 
害のないことが第一
   
Primum non nocere
 

医療人は、とにかく患者に健康上の「害」を与えないことが第一である。

医療人の側には、技術的な限界をはじめ、いろいろな束縛があり、診療によって患者に「よい結果」を与えられないこともある。
完全ではない人間なので、残念でもこれはしかたがない。
だがその不完全な人間である医療人が、同じ人間の患者と関わって、何らかの結果をもたらすのである。
だから、ごく小さなことでも、「悪い結果」は避けるようにせよ、このことが医療人の心得としての第一である。
医療人はこのことを「成果」を上げようとする以前の「大前提」にしなければならない。

トルドーの記念碑


時に癒し      しばしば支え      つねに慰む
 
Guerir quélquefois  Soulager souvent  Consoler toujours
 



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